日本ハムドラフト2位野村佑希内野手(18=花咲徳栄)が10日、埼玉・加須市の同校で卒業式に参加した。式典では全国高等学校協会体育部会会長賞を受賞した。

野村は「プロに入ってから、気配りをしながらやっている部分も多いので、今日はいい気分転換になりました。ホーム感がありますね」と卒業証書を手に笑った。「高校を卒業する前にヒットを打ちたかったので安心しました」。前日9日の教育リーグ楽天戦で実戦初安打をマーク。指導陣や仲間からも祝福された。

今秋ドラフト候補の韮沢雄也内野手(2年)や来秋ドラフト候補の井上朋也内野手(1年)ら後輩たち、野球部以外の卒業生からも写真撮影をねだられ続けた。卒業生部員45人による岩井隆監督(49)への寄せ書きにはこう書き、充実の高校生活を締めくくった。

「3年間ありがとうございました。この3年で大きく成長して、夢の舞台に行くことができました。早く良い報告ができるよう、がんばります。野村佑希」