先発した阪神西勇輝投手(28)が6回5安打無失点でマウンドを降りた。

「古巣相手で正直やりにくさはありましたが、良い緊張感の中でピンチの場面でも動じずに投げることができました。最後のオープン戦でチームに良いリズムを生みたかったので、自分の仕事ができて良かったです」

投球だけでなく、バットでも流れを呼んだ。2回に適時打を放ち、阪神移籍後「初安打初打点」をマーク。6回1死一塁では初球にバントを成功させた。

「公式戦の前に打席に入れて、ヒットもバントも凡打も含めて開幕前にいい経験ができました」

順調に調整が進めば、開幕3戦目の3月31日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)で先発が予定されている。投打で存在感を示した西が、虎の19年シーズンを支える。