広島長野久義外野手が高級車で新天地の再出発を切った。開幕戦を控えた午後0時10分、マツダスタジアムの駐車場に高級車ロールスロイスが到着した。

報道陣が注目する中、後部座席から長野が「僕でした」と満面の笑みで出て来て、ロッカールームに入った。

マツダスタジアム主催試合では、広島の選手はタクシー通勤を義務づけられている。ロールスロイスのハイヤーは広島球団が契約する「つばめ交通」が今年から始めたサービスで、開幕2日前に長野が自ら予約を入れたという。ロールスロイスの中でも最高級クラス「ファントム」は車体相場約8000万円。ド派手な高級車に長野が降車した後もチームメートの安部が試乗に訪れるなど、しばらく球団関係者の注目を集めた。

新天地での開幕戦はベンチスタートとなり、11年から続いた開幕スタメンは8年連続で途切れた。