「令和」を代表する選手になる。日本ハムの2人のドラフト1位、清宮幸太郎内野手と吉田輝星投手が、今後の野球人生へ誓いを立てた。清宮は高校通算111本塁打の史上最多記録を樹立し、吉田輝は平成最後となった昨夏甲子園の準優勝投手。ともに平成の野球界を沸かせた2人だ。

吉田輝は、時代の代名詞となる投手を目指す。「寂しいですけど、平成が終わることで自分らが秋田県で平成最後に甲子園に出たとか、覚えてもらうのはすごいうれしい。“新しい年号のエース”とか呼ばれたらかっこいいなと思う」。今は2軍で鍛錬を積む段階だが、令和が始まる1カ月後には1軍昇格、プロ初登板の期待もかかる。「活躍したいというのはある。タイトルをとったり、記録も作れればいい。あとはマウンド上での気迫とか、記憶にも残る投手になれればいいなと思う」。

右手有鉤(ゆうこう)骨骨折でリハビリ中の清宮も、気持ちは同じだ。「時代を象徴する選手というのはどの年代にも必ずいる。その中のひとりになりたいと思うし、ならなきゃいけないという使命感がある」。日本球界の将来を担う2人の若きスターが、新時代を切り開く。【山崎純一】