試合開始前に大一番の“取り組み”が行われた。大相撲の幕内北勝富士(26=八角)が始球式のため来場。打席には西武の4番山川穂高内野手(28)が入った。

今季から、御嶽海に顔が似ていることから、本塁打後のパフォーマンスにどすこいポーズを採用している横綱級の重量級アーチストを相手に3球勝負。1球目は大きく外に外れ、2球目は死球すれすれの内角を攻めた。3球目、ど真ん中への球を強振するも二ゴロ。3球予定だったが、時間があるため1球“おかわり”。しかし4球目も打ち損じ、ファウルで終え、北勝富士に軍配が上がった。

取り組み後、山川は「お相撲さんの球は重かった」。北勝富士は「御嶽海関に似ているので、気合が入りました。大観衆の中で投げられたのは、自分の後々の場面で、役に立ってくれると思う。一生の宝物になります」と目尻を下げた。最後は2人そろって、四股を踏んでどすこいポーズを決めていた。