大体大が15年以来の春季リーグ優勝に王手をかけた。1-1の4回1死から6番出雲亮冴捕手(4年=尽誠学園)の左越えソロで勝ち越した。

なお1死一塁から5番大西進太郎(3年=明石商)の左中間適時打でさらに1点を追加。5回には無死満塁から、出雲の走者一掃の適時二塁打などでこの回5得点。3回から8回にかけて、毎回得点するなど集中打で相手を引き離した。

16安打16得点の打線爆発について、中野和彦監督は「負けると優勝が遠のくので、大量点が取れたのは良かった」と話したが、12点リードの8回から登板した救援陣が10失点と大量失点。「ふがいないです。自分たちも試合に出るんだということを分かってくれたと思います」と物足りなさも感じた様子だった。

阪神大学野球では2勝で勝ち点1がつく「勝ち点制」で、今カードに2連勝した大体大は勝ち点3でリーグ1位につける。この日行われる第3試合で天理大が関西外大に敗れると、大体大の優勝が決定する。