暗黒の日曜日だ。オリックスが貧打解消の答えを見つけられない。西武松本航を攻略できず、プロ初勝利を献上。たった5安打に終わり、18試合連続の1ケタ安打となった。

12年9月以来、7年ぶりの屈辱だ。西村監督は「やっぱり点をとらないといけない。(松本航を)なんとか攻略しないといけなかった」と悔しがった。

中継ぎ陣も精彩を欠いた。1点ビハインドの7回、3番手の山崎福がこの回先頭の秋山に中前打、外崎に四球を与え、犠打で1死二、三塁のピンチを招いた。山川を申告敬遠で歩かせ満塁策を取ったが、4番手小林が森にグランドスラムを浴びた。終盤に突き放され、西村監督は「(山崎)福也を続投させたのは自分の責任」と目線を落とした。

今季は両リーグでオリックスだけが日曜日に白星がなく、8試合で7敗1分けと苦戦を強いられている。8試合で合計24得点に対して、失点が倍以上の54点。「惨デー」から脱却し、巻き返していくしかない。