東北学院大が7-1で宮城教育大を下し準決勝に進出した。5番根本大輝内野手(2年=修徳)が3安打4打点。1回裏2死一、二塁で左中間に先制の2点三塁打を放つと、4回には右適時打、7回にも右中間二塁打で打点を積み上げた。Aチームでは今春ベンチ入りしてリーグ戦デビュー。代打出場が多かっただけに、「まず指名打者を目指したい」と左のスラッガーとして存在感を示し、レギュラー定着をアピールした。

身長184センチ、体重80キロの恵まれた体格。出場機会を求めて東北学院大に進学した。兄2人も修徳OBで、次兄の将吾さん(23)は社会人野球のエイジェック(栃木・小山市)でプレーしている。守備面に課題を抱えるが、「走攻守そろった選手になって、もっと上でも野球を続けたい」と兄の背中を追う。

昨秋リーグ2位のチームは今春、昨春に続く2度目のBクラス(4位)に転落した。投手陣は序盤に失点し、打線は好機で決定力を欠いた。この日、ベンチ入り野手全員を起用した菅井徳雄監督(62)は「チャンスを与えながら底上げしたい」と巻き返しを期す。【佐々木雄高】