右ふくらはぎの筋挫傷で2軍調整中の阪神福留孝介外野手(42)が9日、ウエスタン・リーグ広島戦(淡路)に「5番左翼」で先発し、2打数1安打で交代した。

1打席目は2回無死で薮田と対戦して空振り三振。2打席目は4回1死から再び薮田と対戦し、1ボール2ストライクから外角低めツーシームに反応し、巧みに左翼線二塁打を決めた。その後、2死一、二塁から暴投の間に三塁に進塁。予定の2打席を終え、5回表からベンチに退いた。

この日解禁した左翼守備でも3度の守備機会を難なくこなし、試合後は「今、自分ができることはやれた。一応、最低限の準備はできたんじゃないかな」と振り返った。

1日に出場選手登録を抹消。前日8日のウエスタン・リーグ広島戦で実戦復帰し、「5番DH」で左前打を放ち、最短での出場選手登録が可能となる11日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)での1軍復帰が見えてきていた。

この日は2戦連続安打も決め、守備と走塁でも患部の回復ぶりを確認。今後については「僕が決めることじゃないので」と前置きした上で、自身の感覚を問われると「今のところはね」と準備OKのもようだ。