巨人は11日、株主総会と取締役会を開き、前日本テレビ放送網執行役員事業局長の今村司球団顧問が代表取締役社長兼編成本部長に就任したと発表した。

今村代表取締役社長兼編成本部長は、日本テレビでは編成局プロデューサーとして「ザ! 鉄腕! DASH!!」などを制作し、制作局ドラマセンター長では「家政婦のミタ」などに携わってきた。

「光栄であるとともに、重圧を感じています。子供の頃から野球が好きで、ジャイアンツが好きでした。非常に喜びと興奮とプレッシャーを感じています。巨人というコンテンツをより価値のあるものに、どうしたらお客さんが喜んでくれるか、最高のエンターテインメントにいかにお金を出してくれるか、いかに興奮してくれるか、元テレビマンとしてよく考えていきたい」と話した。

会見では、テレビマン時代から心掛けてきた「SEIKO」のボードを準備。

「S」はサプライズ、「E」はエンターテインメント、「I」はインテリジェンス、「K」はカインドネス、「O」はオリジナリティー。

「常々ものつくり手、伝え手として心掛けてきたもの。全部選手にも当てはまると思います。この5つのアルファベットを意識してます。ものごとの感動の原点は驚きだと思います。ワクワクさせるように最高のエンターテインメントを、情熱を持って伝えましょう。インテリジェンスは野球の奥深さを伝えてほしい。オリジナリティーは個性。足だったり肩。自分のセールスポイントを生かしてほしい」と語った。