頼れるベテランがまたも離脱…。阪神福留孝介外野手(42)が22日、両足のふくらはぎに張りが生じたため、出場選手登録を抹消された。

病院に行かない見通しだが、シーズン中盤を戦うチームにとっては痛恨の一大事。矢野監督も「反対(の足)も張ってきた。怖さが出てきたということ」と説明した。

福留は5月31日広島戦で負傷。右ふくらはぎ筋挫傷で2軍降格後は回復に努め、最短で再登録できる6月11日のソフトバンク戦で1軍復帰した。

指揮官は「俺が申し訳なかったのは、急がせてしまった。早く帰ってきてほしくて、孝介も無理したなかで、最短で帰ってこようと努力して帰ってきてくれたけど、ソフトバンク戦でいきなり延長になって、代えたかったけど代えられない状況になってしまって」と続けた。無意識に右足をかばって、左足も痛めたとみられる。

復帰戦の11日ソフトバンク戦から延長12回をフル出場。人工芝の敵地で負担も増した。矢野監督は「完全に肉離れという状況ではないと思う。痛いけど抹消しないと、これから逆にしんどくなる」と話し、清水ヘッドコーチも症状について「良くはない」と明かした。最短で7月2日以降に再登録は可能だが慎重を期して、後半戦開始の同15日中日戦以降にずれ込む可能性も出てきた。