阪神糸原健斗内野手(26)が値千金の勝ち越し3ランを放った。

3-3の同点で迎えた4回。1死から8番木浪、代打鳥谷の連打で一、二塁の得点機。2死となって打席に入った主将がカウント1-2からの4球目、広島先発アドゥワが投じた内角直球を完璧に捉えた。打球は弾丸ライナーで阪神ファンの待つ右翼スタンドに突き刺さった。18年6月22日広島戦(甲子園)以来の今季1号。糸原は「ホームランバッターではないですが、大事な場面でうまく打つことができて良かったです」とコメントした。

初回に3点を先制するも、先発青柳が踏ん張れず同点とされた。重苦しい空気が漂う中で、主将の1発がチームの、球場の雰囲気を一変させた。