オリックス吉田正尚外野手(26)が先制の18号2ランを放った。初回、1死一塁で千賀の真ん中低め154キロ直球を完璧にとらえ、右中間スタンドに運んだ。「しっかりと捉えることができましたし、ファーストストライクからスイング出来たことがいい結果につながったと思います」。前日25日には母校・敦賀気比が福井大会を制した。甲子園出場を決めた後輩への祝砲となった。

さらに1点リードの3回2死走者なしで迎えた第2打席。1ボールから千賀の高めに甘く入った変化球をまたも右中間へはじき飛ばし、テラス席に飛び込む2打席連続の19号ソロでリードを広げた。「ファーストストライクから積極的に打ちにいきました。少し上がり過ぎたかなと思いましたが、なんとか入ってくれて良かったです」。主砲の打棒が猛威を振るっている。