ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(19)が先発し、5回無失点。3試合目で“来日初白星”を挙げた。

最速151キロの角度ある直球を低めに集めた。「今日は直球、カーブ、チェンジアップと全体的によかった」。4回には打球が左足くるぶし部分に直撃したが、続投。1死一、二塁とこの日初めてのピンチでギアを上げ、後続を三邪飛、空振り三振に仕留めた。「状況で力を入れることはあるよ。足にはワンバウンドで当たっただけ。少し腫れているが大丈夫」と、話した。

18日にオリックスと対戦した時は3回途中5失点。クイックなどに課題を残した。この日は2盗塁を許したが「走られた時はボール球だったから」とクイックには問題ないと話した。2度のベースカバーも無難にこなした。「練習しているのでよかったよ」。

この日は5回を77球で2安打1四球7奪三振。田之上3軍コーチは「前回は力んで変化球が抜けていた。(今日は)本人も納得していると思う。クイックは走者を気にし過ぎて打者に入れていない」と、投げ急ぎにならないように技術を高めていく。「まだ体力がない。まだ3試合目。100球をコンスタントに投げられるようになれるように」と、今後も3軍で体力、技術を磨いていくことになり、2軍、1軍デビューはまだまだ先のようだ。