巨人宮本和知投手総合コーチ(55)が3敗目を喫した田口への変わらぬ信頼を示した。

田口は2-2で同点の延長11回から7番手で登板。今月チーム20試合目で16試合目、4連投となったが、先頭の阪神近本を空振り三振に抑えた。だが、続く梅野に左翼線二塁打を打たれ、暴投と1死を挟み、2死三塁で大山を迎えた。マウンドに駆け寄った宮本コーチは「ここを任せられるのはお前しかいない」と左腕に託したが、中前適時打を浴び、決勝点を許した。

試合後は「いい投手からつぎ込んでいくのがセオリー。大山というところでも僕がプッシュしました」と振り返り「あそこで打たれて彼も落ち込んでいましたけど、『信頼度は変わらない』と言いました」とフォローの言葉をかけたことを明かした。

現在1軍登録選手は29人。ベンチ入りの上限は25人で、登録中の先発投手をのぞき、リリーフ陣から1人をベンチ外にする必要があり、この日はクックがベンチを外れた。田口の明日のベンチ入りについて宮本コーチは「明日考えます。彼の疲労度を考えながら」と話した。