「かみちゃ」で首位じゃ! 2位DeNAのドラフト1位ルーキー上茶谷大河投手(22)が、大事な初戦のマウンドに上がる。6日から3位広島と直接対決3連戦。

首位巨人相手に同一カード3連勝した勢いそのまま、敵地・マツダスタジアムに乗り込む。5日、追浜の新2軍施設「DOCK」で投手練習に参加した上茶谷は「勝てば、もしかしたら首位浮上もかかっている。ここ最近は、先発が試合を作れている。ピンチでも、粘れるように」と、いつも以上に気合を入れた。

それも、そのはず。首位巨人には、0・5ゲーム差と肉薄。勝てば、順位変動の可能性がある一戦。8月に首位に立てば、リーグ優勝&日本一に輝いた98年以来、実に21年ぶりとなる。自身6連勝中と、波に乗るルーキーは「広島は昨日の試合も見ていた。DeNA同様にずっと勝っている。誰と言うよりは、全員が怖いバッター。気が抜けない」と警戒心を強める。前回(5月11日)のマツダスタジアムでは、6回2失点で敗戦投手。同じ失敗を繰り返さない。自身の連勝記録を7に更新すれば、ルーキーでは新人王を取ったヤクルト小川に肩を並べる。

上茶谷の後は、浜口が2戦目を任される。抹消中の大貫のところには、今季未勝利の3年目右腕・京山が登板する予定。若い力でチームをさらに勢いづけ、広島で、てっぺんを目指す。【栗田尚樹】