“燕のゴジラ”の一振りで、3連勝をつかんだ。ヤクルト村上宗隆内野手が、勝ち越し24号3ランを放った。

1-1の4回1死一、三塁、阪神青柳の初球を完璧に捉えた。捕手梅野は外角にミットを構えたが、内角への逆球となった141キロ直球を右翼席へ。一塁ベースを回ると、右手でこん身の大きなガッツポーズ。ベテラン石川と20歳差コンビでお立ち台に並び「なんとか勝ちたい一心だったので、打ててよかったです」と笑った。

8月に入り6戦4発と好調だ。4日の中日戦から、2本続けて初球の甘い球を見逃さずスタンドイン。24本塁打中、初球打ちは6本目。「ファーストストライクから積極的にいけたことは良かった」と持ち味を発揮する。走者を置いた場面での本塁打は14本目で、打点も76まで伸ばした。小川監督も「ランナーを置いて、よく打つ。すごい」と評価した。