オリックス山岡泰輔投手が5回8安打4失点と苦しみながらもキャリアハイとなる9勝目を手にした。

3点リードの2回先頭の渡辺に左翼越えのソロを浴びるなど、打者一巡の猛攻を受け同点に追いつかれた。4回2死三塁では近藤の左前打で1点を失うも、最後の5回は3者凡退で切り抜け、マウンドを降りた。

「野手の方に感謝しかないです。なんとか恩返しできるようにしたい」と悔しさをにじませた。

この日は吉田正とともにパ・リーグ投手部門で7月度「大樹生命月間MVP賞」に初選出された。7月5試合に先発し、球宴から中2日で先発した同16日楽天戦では8回4安打無失点と快投をみせるなど、3勝1敗、防御率3・09でチームの勝利に貢献した。この日は“MVP級”の投球内容ではなかったものの、チームを今季初の2カード連続勝ち越しに導いた。

▽オリックス西村監督(中継ぎ陣の0封リレーに)「6回からの投手は完璧じゃないですか。(上位進出へ)しがみついてやっていくしかない」

▽オリックス・モヤ(先制打を含む3安打1打点と奮闘)「体が疲れてくる頃ではありますが、打撃の状態は上がってきていますし、いい状態を続けていきたい」