プロ初の連投となった日本ハム吉田輝星投手(18)がイースタン・リーグ2勝目を挙げ、1軍再昇格へアピールした。

同点の8回表から4番手で登板。2回を1安打2奪三振で無失点に抑え、その裏の勝ち越しを呼び込んだ。計28球で最速は144キロだった。

7日の同西武戦(西武第2)に先発したが、1回2死から3番山野辺への危険球で退場。わずか8球で降板したため、2日連続の登板が実現した。9回最後は、この日2打席連続本塁打を記録していた山野辺を125キロのスライダーで三ゴロに打ち取った。

前日の死球、退場は「あまり気にしていなかった」と引きずらず。「今日はストレートがいい感じに決まった。ボールの回転の音が聞こえた。ここで力を入れるとこうなるとか、グラブの位置をここにすればこういくとか、感覚が戻ってきている。初登板の時より調子がいい」と手応えを感じた。

昨夏は金足農(秋田)で連投を重ねた。「連投って懐かしい感じがしますね。気持ち良く(試合に)入れる。あんまりないと思いますが、新鮮な感覚でした」。ゲームセットの瞬間にマウンドにいることも久々で「いずれは中継ぎの先輩を休ませられるように、完投完封。体力も大事ですが投球術を身に着けていきたい」と話した。