セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」の7月度受賞選手が14日、発表された。パ・リーグは西武中村剛也内野手(35)が、15年7月以来2度目の受賞となった。

中村は7月19日オリックス13回戦(メットライフドーム)の延長11回1死、増井からプロ野球史上20人目の通算400号本塁打となるサヨナラ弾を放ち、激闘に終止符を打った。中村は「すごくうれしく思います。あの時は本当に『無』。何も考えず自分のバッティングをしようと心がけて入りました。普段ホームラン打ってやろうと思うと、だいたい三振するので」と振り返った。

後半戦に入ってから打撃好調で、不調の山川に代わって4番に座ることも。リーグ連覇へ向け「残りもだいぶ少ないけど、まだまだ優勝できるチャンスがある。目の前の試合を全力で戦って勝てるようにしたい」と意気込んだ。また同賞では、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ打に贈られる「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」も制定されている。中村は「年間大賞も狙っているので、よろしくお願いします!」と笑顔でアピールしていた。