楽天が執念のセーフティースクイズで連勝を飾り、カードを勝ち越した。

延長10回1死一、三塁からルーキー太田光捕手(22)がきっちり一塁前に転がして決勝点。「2ボールになって取りにくるカウント。1球で決められて良かった」と胸をなで下ろした。

8月だけで6度目の延長戦だが、4勝2分けとロングゲームで粘り強さを発揮している。平石監督は4点リードの2回、先頭のロッテ井上を2球で追い込んでから被弾したバッテリーなど課題にも触れつつ「勝つのと負けるのとでは大きく違う。大きな勝利」。泥くさく混戦を戦い抜く。

▽楽天島内(延長10回に勝ち越した直後、試合を決定付ける9号3ラン)「久々に手応えが良かった。(母校の)星稜に刺激をもらったので、次は自分たちの番」