右肩故障からの再起を目指す阪神メッセンジャーが、実戦復帰3戦目(うち1試合はノーゲーム)で満塁弾を浴びるなど6回5安打5失点と崩れた。

ウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)に先発。5回まで2安打無四球無失点と好投したが、6回につかまった。先頭への四球と2安打で先制点を与え、さらに四球でピンチを広げて2死満塁として白崎にカーブを左翼席へ運ばれた。復帰後、最長イニングを95球。打席に入るなど前進も見せたが不安を残した。降板後はいら立ちを隠せず、無言で引き揚げた。

平田2軍監督は「(6回)トップへのフォアボールだね…。全体的には悪くないけど、暑さでちょっとへばったかな」と振り返った。メッセンジャーは次も2軍戦で登板する見込みだ。1軍が残り20試合となる中、あと2勝に迫るNPB通算100勝の今季中の達成は難しい状況となった。

▽阪神金村投手コーチ(メッセンジャーが2軍で6回5失点)「まずは2軍で結果を出してもらわないといけない」