日本ハム高卒2年目右腕田中瑛斗投手(20)が初めて1軍のマウンドに上がった。

先発ロドリゲスの後を受け2回から登板。先頭のロメロに左翼線を破る二塁打を許すと、1死三塁からマレーロに先制右犠飛を打たれた。

続く3回には1死から若月に四球を与え、暴投と進塁打で、2死三塁とされると福田に左前適時打を打たれ2点目を失った。

デビュー戦は、2回を投げ打者9人に35球、2安打2失点1奪三振1四球という内容だった。

降板後「ブルペンの最初は緊張しましたが、マウンドに立ったら緊張というより、歓声がすごく聞こえて1軍で投げるんだな、と実感しました。今シーズンはファームで真っすぐを打たれる場面もあったので不安もありましたが、今日は真っすぐでファウルが取れたりして思ったより通用したのかなと感じたし、いい経験になりました。(田中)賢介さんの引退試合なので1点も取られたくないと思っていましたが、結果的に失点し、申し訳ないです」。

投球を見守った木田投手チーフコーチは「プロ初登板で緊張してたと思うけど、腕も振れてたし、最後の吉田正尚に対しても思い切って腕を振って勝負してくれた。来年につなげてほしい」とコメントした。