今季限りで引退するオリックス岸田護投手が9回、マウンドに上がった。守護神時代に幾度となくリードを守り抜いた懐かしい最終回に登場。スタンドからDeNA伊藤やヤクルト近藤らかつてのチームメートが見守り、ファンは「ありがとうマモさん」のボードを掲げて最後の勇姿に目をこらした。

履正社の後輩、T-岡田や安達、外野の3人もマウンドに集まり、岸田を出迎え。一塁側ベンチを出たところでグラウンドに向かって深々と一礼し、あふれる涙をこらえながらマウンドに向かった。

先頭のソフトバンク高田に対し、初球は136キロの直球で空振りを奪った。2球目も138キロ直球で空振り。3球目も137キロ直球で3球三振。西村監督が自らマウンドに向かって握手で労い、ベンチ内ではメンバーが列を作って降板した岸田を出迎えた。