リリーフで奇跡のCSを呼び込んだ阪神オネルキ・ガルシア投手(30)が、CSも「第2先発」としてブルペンに待機する。

先発要員だった左腕は、9月22日DeNA戦(甲子園)で初リリーフ。1回無失点で4勝目を挙げると、そこから救援で3連勝。最終盤の6連勝に大きく貢献した。

この日の練習後、ブルペン担当の金村投手コーチは「(終盤戦の)戦い方を考えると、先発も引っ張らないと思う。そうなった時に、序盤で複数イニング投げてくれるピッチャーは必要になってくる」と発言し、CSでもガルシアのブルペン待機を示唆。矢野監督も「それは1つ、参考というか目安にはなると思う」と語り、総力戦に変わりはない。

ガルシアはハイテンションでムードメーカーとしても頼もしい存在だ。同コーチは「彼が中(救援陣)に入って5試合。そのうち3勝してラッキーボーイ的な存在。1年間、中継ぎに置いたらちょっと困ると思うけど(笑い)。ブルペンの雰囲気もだいぶ盛り上げてもらっている」と評価。短期決戦に向け「トーナメントのつもりで。もうひと頑張り、ブルペン陣には頑張ってもらって、先を考えずに出し尽くしていくしかない」と力を込めた。