大商大(関西6大学)が延長10回の熱戦の末、天理大(阪神大学)にサヨナラ負けした。

延長タイブレーク10回裏、無死一、二塁から、ヤクルト4位で指名された大西広樹投手(4年=大商大高)が投前安打を許し無死満塁。最後は押し出し四球を与えサヨナラ負けを喫した。野手陣は好機で最後の1本が出ず。富山陽一監督は「実力です。あと1本。ええピッチャーをなかなか打てなかった」と話した。

阪神から育成ドラフト1位で指名され、前日25日に指名あいさつを受けた小野寺暖(だん)外野手(4年=京都翔英)は4番を務め、2回に先制の起点となる四球を選ぶなど3四球1三振。「(味方の)ピッチャーがやっぱり良くて、2失点で抑えてくれた。打てたら日本一になれると言っていたけど、援護できなくて、自分たちが打てなかったから今日は負けたと思います」。27日からは第2代表をかけたトーナメントにまわる。仕切り直して、3連勝で神宮切符をつかみにいく。