新外国人、FA、トレードなど今オフ、各球団が獲得した選手の一覧(新人選手除く)。金額は推定。

12球団 戦力外、退団、引退選手など一覧


ソフトバンク

マット・ムーア投手(30=前タイガース))

1年契約で年俸3億円。メジャー通算54勝の左腕。背番号37

ウラディミール・バレンティン外野手(35=前ヤクルト))

2年総額10億円。背番号はヤクルト時代と同じ「4」

バレンティン(2019年4月25日撮影)
バレンティン(2019年4月25日撮影)

オリックス

タイラー・ヒギンス投手(28=パドレス3A)

1年契約で年俸7000万円プラス出来高払い。右投げ右打ちの米国人救援投手。メジャー経験こそないが、マイナーでリリーフとして活躍。今季は3Aで33試合に登板して4勝1敗4セーブ、防御率5・52だった。マイナー通算では、264試合に登板して18勝20敗15セーブ、防御率3・78。背番号は52

アデルリン・ロドリゲス内野手(28=パドレス3A)

1年契約で年俸7000万円プラス出来高払い。ドミニカ共和国出身で右投げ右打ち。メジャー経験はないが、今季は3Aで75試合に出場して打率3割2分1厘、19本塁打をマークした。マイナー通算174本塁打のパンチ力が魅力だ。背番号42

アダム・ジョーンズ外野手(34=前ダイヤモンドバックス)

メジャー通算282本塁打の強打者。2年総額800万ドル(約8億8000万円)プラス出来高200万ドル(約2億2000万円)。背番号は10

◆アダム・ジョーンズ 1985年8月1日、米カリフォルニア州生まれ。03年ドラフト1巡目(全体37位)でマリナーズ入団。06年デビュー。08年オリオールズ移籍後は主力として活躍し、球宴5度選出、ゴールドグラブ賞4度、13年シルバースラッガー賞。昨季6年契約を終え、今年3月にダイヤモンドバックスと1年300万ドル(約3億3000万円)で契約。メジャー14年間で通算1939安打、282本塁打、945打点。13、17年WBC米国代表。188センチ、98キロ。右投げ右打ち

オリックス新助っ人のアダム・ジョーンズ(14年撮影)
オリックス新助っ人のアダム・ジョーンズ(14年撮影)

日本ハム

クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28=前巨人)

今季年俸2億2000万円から1億4000万円減の8000万円プラス出来高で合意。今季は73試合出場で打率2割2分3厘、8本塁打、24打点。オフに巨人から自由契約に

ドリュー・バーヘイゲン投手(29=前タイガース)

最速158キロ右腕。12年ドラフト4巡目指名でタイガースに入団。身長198センチの長身で、メジャー通算127試合に登板し、10勝10敗、防御率は5・11


ロッテ

小野郁投手(23=前楽天)

鈴木大地のFA人的補償

フランク・ハーマン投手(35=前楽天)

今季は楽天で50試合に登板し、5勝3敗21ホールド、防御率3・04。日本通算3年間では、153試合に登板。10勝7敗19セーブ66ホールド、防御率2・59

ジェイ・ジャクソン投手(32=元広島)

単年契約で年俸1億2000万円。広島での日本通算成績は3年間で175試合に登板し、10勝8敗2セーブ、92ホールド、防御率2・10。今季はブルワーズでプレー

エドワード・サントス投手(30)

育成契約。アスレチックスなどのマイナーでプレー。その後、メキシコリーグやドミニカ共和国のウインター・リーグなどでプレー。188センチ、108キロの巨体から最速150キロ超の直球を投げる

ホセ・アコスタ投手(25)

育成契約。ドミニカ共和国出身で右投げ右打ちの投手。16年にドミニカ共和国空軍に所属し、17年からはタバケーロス・デ・ボナオ(ドミニカ共和国・アマチュアリーグ)でプレー。今季は再びドミニカ共和国空軍に所属し、パンアメリカ・ドミニカ共和国代表にも選出された異色の経歴を持つ

ホセ・フローレス投手(30)

育成契約。今季までBC富山でプレー。10月にZOZOマリンで行われた入団テストでは、12打席のシート打撃に登板。最速150キロを計測し2安打1四球3奪三振だった

福田秀平外野手(30=前ソフトバンク)

FA移籍。出来高含め4年総額6億円。背番号は「7」

入団会見で「雪見だい福田」のボードを手に笑顔を見せるロッテ福田(撮影・垰建太)
入団会見で「雪見だい福田」のボードを手に笑顔を見せるロッテ福田(撮影・垰建太)

美馬学投手(33=前楽天)

FA移籍。出来高を含め3年5億円。背番号は楽天時代と同じ「15」

「雪美馬だいふく」を手に笑顔を見せるロッテ美馬
「雪美馬だいふく」を手に笑顔を見せるロッテ美馬

西巻賢二内野手(20=前楽天)

楽天を戦力外となり11月13日から鴨川秋季キャンプにテスト生として参加。「(楽天から育成を打診され)正直考える部分はありましたが、ここで勝負したいという気持ちが強かった。率直にうれしい。ただ打ったりではなく、チームの作戦だったり、いろいろなことがやれる選手じゃないといけないと思う。そういうところで信頼される選手になっていけたら」。井口監督は「ランニングも前を走ったり、意欲的にやってくれている。気の強い選手ですし、いい刺激になってくれると思う」と話した。また4年目の平沢は仙台育英の2学年上の先輩にあたり「高校の時から憧れの先輩。間近でいろんなことを聞いて学んでいきたい」

入団テストに合格しロッテ井口監督(右)と握手をかわす西巻(11月14日撮影)
入団テストに合格しロッテ井口監督(右)と握手をかわす西巻(11月14日撮影)

西武

松坂大輔投手(39=前中日)

14年ぶりの復帰。1年契約で年俸3000万円。背番号16

14年ぶりに西武に復帰する松坂は、入団会見で背番号16のユニホームに袖を通し笑顔でガッツポーズを見せる(撮影・菅敏)
14年ぶりに西武に復帰する松坂は、入団会見で背番号16のユニホームに袖を通し笑顔でガッツポーズを見せる(撮影・菅敏)

リード・ギャレット投手(26=レンジャーズ傘下3A)

背番号「33」。最速156キロの中継ぎ右腕

ショーン・ノリン投手(29=元マリナーズ)

1年契約で年俸6000万円。193センチ、113キロの先発タイプの大型左腕。直球は145キロ前後でカーブ、チェンジアップ、スライダーを操り、マイナー時代は制球力のある有望株として期待される存在だった

◆ショーン・ノリン 1989年12月26日、ニューヨーク州生まれ。メジャーのドラフトで3度指名を受けた。背番号「49」。08年にブルワーズ、09年にマリナーズ、10年にブルージェイズから6巡目で指名され入団。メジャーでは3年間で8試合(7先発)に登板し1勝3敗、防御率6・89。16年8月にトミー・ジョン手術。今季は6月にマリナーズとマイナー契約。傘下3Aで15試合に登板し、6勝4敗、防御率4・76

コーリー・スパンジェンバーグ内野手(28=元ブルワーズ)

背番号「22」。1年契約で年俸8000万円。右投げ左打ち。今季ブルワーズで今季ブルワースで32試合に出場し打率2割3分2厘、2本塁打、10打点。メジャーでは左翼、二塁、三塁、遊撃を守った経験がある

◆コーリー・スパンジェンバーグ 1991年3月16日、ペンシルベニア州生まれ。11年ドラフト1巡目全体10位でパドレスに入団。12年春にはMLB公式の全球団有望株ランキングで81位になった。14年9月にパドレスでメジャー初昇格。17年には129試合に出場し13本塁打、46打点をマークした。メジャー6年で通算419試合、29本塁打、119打点、打率2割5分6厘。183センチ、89キロ

森越祐人内野手(31=前阪神)

年俸750万円。合同トライアウトを経て入団。同トライアウトで本塁打放つ


巨人

アンヘル・サンチェス投手(30=前韓国SK)

2年契約で、1年目の年俸は約3億4000万円。ドミニカ共和国出身。今季28試合に登板し、17勝5敗、防御率2・62。17年にはパイレーツで8試合登板して1勝。大リーグ時代は最速98・6マイル(約158・7キロ)を記録するなど、力強い直球が武器の大型右腕。2年契約で、1年目の推定年俸は約3億4000万円。背番号20。

◆アンヘル・サンチェス 1989年11月28日、ドミニカ共和国生まれ。10年に国外FAでドジャースと契約。マーリンズ、レイズなどを経て17年にパイレーツで大リーグデビュー。8試合に登板して1勝0敗でシーズン終了後に自由契約。3Aでは通算49試合(先発10)で8勝6敗、防御率3・12。18年からSKでプレーし、今季17勝5敗、防御率2・62。185センチ、88キロ。右投げ右打ち

チアゴ・ビエイラ投手(26=前ホワイトソックス)

最速103マイル(約165・8キロ)右腕。年俸5500万円で背番号49。17年8月にブラジル出身で史上4人目となるメジャーデビューを果たした。同年11月にトレードでホワイトソックスに移籍し、18年は16試合で1勝1敗1セーブ。今季は6試合で1勝をマーク

◆チアゴ・ビエイラ 1993年7月1日、ブラジル・サンパウロ生まれ。2010年、17歳のときに国外FAとして契約金6万5000ドル(約715万円)でマリナーズと契約しプロ入り。17年8月14日にオリオールズ戦でデビューし、ブラジル出身として5人目のメジャーリーガーとなった。同年11月にホワイトソックスに移籍し、救援としてメジャー3年で通算23試合に登板、2勝1敗1セーブ、防御率7・36。18年春には同球団傘下の有望株ランキングで22位、救援投手では7位と評価された。13年のWBCからブラジル代表入りし、今年のパンアメリカン大会予選にも出場。フォーシームの今季平均球速は158キロで、100マイル台(約160・9キロ以上)も投げる。スプリッターは148キロの球速が出るがコントロールが課題。188センチ、95キロ。右投げ右打ち

ヘラルド・パーラ外野手(32=前ナショナルズ)

年俸は150万ドル(約1億6500万円)。09年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、11、13年にはゴールドグラブ賞を受賞。その後、ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツでプレー。今季5月からはナショナルズに移籍して89試合に出場し、8本塁打、42打点でプレーオフ進出に貢献した。童謡「ベイビー・シャーク」を打席への登場曲に採用して人気を集めるなど、ワールドシリーズ初制覇を果たしたチームのムードメーカー的存在だった。パーラは球団を通し「歴史と伝統のある読売巨人軍の一員になれることを誇りに思います。レベルの高い日本のプロ野球でプレーすることは、自分の能力を高める機会ととらえています。これまでの経験と知識のすべてを、巨人軍にささげるつもりです。ファンのため、チームのために常にエネルギッシュなプレーを心がけ、チームの勝利に貢献します」とコメントした。

◆ヘラルド・パーラ ベネズエラ出身、1987年5月6日生まれ。180センチ、95キロ、左投げ左打ち

ナティーノ・ディプラン投手(25=前ブルワーズ傘下2A)

育成契約。背番号024。ドミニカ共和国出身。93年12月30日生まれ。25歳。右投げ右打ち。190センチ、81キロ。2A通算成績は29試合、1勝1敗0セーブ、防御率4.28

エスタミー・ウレーニャ内野手(20=ツインズ傘下1A)

育成契約。背番号026。ドミニカ共和国出身。99年5月27日生まれ。20歳。右投げ右打ち。183センチ、79キロ。1A通算成績は43試合。打率2割2分5厘、1本塁打、11打点。

田中豊樹投手(26=前日本ハム)

合同トライアウトを経て育成契約。年俸420万円。

八百板卓丸外野手(22=前楽天

合同トライアウトを経て育成契約。年俸460万円。


楽天

涌井秀章投手(33=前ロッテ)

金銭トレード

酒居知史投手(26=前ロッテ)

美馬学のFA人的補償

J・T・シャギワ投手(29=元ドジャース)

身長190センチの右腕で155キロを超える速球とスライダーが武器。メジャー通算は全て救援で85試合に登板し4勝5敗、防御率4・58。背番号は15

牧田和久投手(35=前パドレス)

2年総額3億円。背番号22

2019年12月11日、楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める牧田(撮影・滝沢徹郎)
2019年12月11日、楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める牧田(撮影・滝沢徹郎)

鈴木大地内野手(30=前ロッテ)

ロッテからFA宣言し移籍。4年総額7億円以上。

楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める鈴木(撮影・滝沢徹郎)
楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める鈴木(撮影・滝沢徹郎)

ステフェン・ロメロ外野手(31=前オリックス)

1年契約の年俸60万ドル(約6600万円)、背番号は99


DeNA

タイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ3AからFA)

右打ちの大砲候補でメジャー通算33本塁打。1年契約で年俸は1億円プラス出来高

タイラー・オースティン(2016年8月19日撮影)
タイラー・オースティン(2016年8月19日撮影)

マイケル・ピープルズ投手(28=インディアンス3A)

米国出身で、身長196センチの大型右腕。今季はインディアンス3Aで25試合に登板、うち22試合は先発を務め、10勝6敗、防御率3・98をマーク。メジャーでの出場はないが、来季の先発の一角として期待。

高城俊人捕手(26=前オリックス)

昨年7月、伊藤光らとのトレードでDeNAからオリックスへ移籍。今オフに戦力外通告を受けたが古巣への復帰となった。背番号は36、推定年俸は1200万円。「1度はクビになっている人間。戻ってくるのではなく、新入団選手のような気持ちで、またイチから、ここから第2のプロ野球人生がスタートするという気持ちでやりたいです」

オリックス戦力外から古巣DeNAへ復帰した高城は笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木正章)
オリックス戦力外から古巣DeNAへ復帰した高城は笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木正章)

フランディー・デラロサ内野手(23)

育成契約。ドミニカ共和国出身で、レンジャーズ、ジャイアンツの傘下1Aなどでプレーした経験を持ち、マイナー6シーズンで通算打率2割4分5厘、19本塁打、165打点

ジョフレック・ディアス投手(20)

育成契約。ベネズエラ出身で最速150キロを超える左腕


阪神

ジョン・エドワーズ投手(31=前インディアンス)

1年契約で年俸80万ドル(約8800万円)。196センチの長身右腕で、メジャー通算49試合はすべて救援登板。14年オフに精巣がんが発覚し、手術を受けるなど苦難を乗り越えてきた苦労人。

◆1988年1月8日生まれ、米国イリノイ州出身。06年にドラフト14巡目でカージナルスから指名され外野手としてプロ入り。マイナーなどでプレー後、11年途中に独立リーグで投手に転向、同年オフにレンジャーズとマイナー契約し、14年8月にメジャーデビュー。パドレス移籍後、17年3月に自由契約となり同年は無所属だった。18年にインディアンスと契約。今季は救援投手として9試合に登板し2勝0敗、防御率2・25。196センチ、108キロ、右投げ右打ち。

ジェリー・サンズ外野手(32=前韓国キウム)

1年契約で年俸1億2100万円。今季、韓国プロ野球の打点王。

◆1987年9月28日生まれ、米ニューヨーク州出身。カトーバ大から08年ドラフト25巡目でドジャースと契約。11年メジャーデビューし同年61試合に出場。メジャー実働5年で156試合、100安打、10本塁打、57打点、打率2割3分8厘。今季は韓国キウムに所属し、139試合で160安打、28本塁打、113打点、打率3割5厘。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。

ロベルト・スアレス投手(28=前ソフトバンク)

1年契約で年俸8000万円。ソフトバンク入団1年目の16年は中継ぎ投手を務め、58試合で2勝6敗1セーブ26ホールド。17年は右肘内側側副じん帯再建手術を受け、18年から戦列に復帰した。今年までの通算成績は3勝11敗1セーブ29ホールド

ジョー・ガンケル投手(27=マーリンズ傘下3A)

1年契約で年俸50万ドル(約5500万円)

◆1991年12月30日、米フロリダ州生まれ。13年ドラフト18巡目(全体533位)でレッドソックス入団。オリオールズ、ドジャースを経て17年途中にマーリンズ移籍。メジャー出場なし。今季は3Aで19試合(先発15)に登板し8勝2敗1セーブ、防御率3・80。速球は平均90マイル(約145キロ)。196センチ、102キロ。右投げ右打ち。

ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルスFA)

1年契約で、年俸は250万ドル(約2億7500万円)。大リーグ通算92本塁打

◆1988年5月28日生まれ。米ワシントンDC出身。MLB通算92発を誇る左のスラッガー。14年にマーリンズでメジャーデビュー。15年は129試合に出場して23本塁打。17年には25本塁打を記録するなど4シーズン連続2ケタ本塁打。今季はエンゼルスでプレーした。193センチ、122キロ。右投げ左打ち

エンゼルス・ジャスティン・ボーア(2019年4月19日撮影=菅敏)
エンゼルス・ジャスティン・ボーア(2019年4月19日撮影=菅敏)

中田賢一投手(37=前ソフトバンク)

無償トレードで獲得。今季1軍戦は1試合先発にとどまったが、2軍戦21試合登板で6勝3敗、防御率3・02はリーグ1位。通算294試合100勝77敗、防御率3・72

阪神入団会見でユニホームに袖を通し笑顔をみせる中田(撮影・清水貴仁)
阪神入団会見でユニホームに袖を通し笑顔をみせる中田(撮影・清水貴仁)

広島

テイラー・スコット投手(27)

身長190センチの右腕でスリークオーターから最速155キロを投げ、スライダーを得意とする。NPB初のアフリカ出身選手。契約金17万5000ドル(約1900万円)、年俸52万5000ドル(約5700万円)。19年にマリナーズ、オリオールズに所属。メジャーでは未勝利ながらも、マイナー通算248試合に登板し、40勝36敗、防御率3・86

DJ・ジョンソン投手(30=前ロッキーズ)

193センチ、104キロの巨体から最速95・7マイル(約154キロ)と、カーブが武器の右のリリーバー。メジャー通算成績は通算35試合登板で1勝2敗、防御率4・88。契約金15万ドル(約1650万円)、年俸55万ドル(約6050万円)プラス出来高。

ホセ・ピレラ外野手(29=前フィリーズ)

身長182センチ、体重99キロ、右投げ右打ち。ベネズエラ出身で外野だけでなく、一塁や二塁も守ることができる。メジャー通算302試合出場で、打率2割5分7厘、17本塁打、82打点。契約金は27万5000ドル(3025万円)、年俸は60万ドル(6600万円)プラス出来高


中日

ヤリエル・ロドリゲス投手(22)

キューバ代表右腕で育成契約。184センチの長身から150キロ台の直球とスライダーを武器にする。与田監督も「非常にいい選手」と獲得へ太鼓判を押した。ただし、キューバ代表選手のため、3月下旬の東京五輪アメリカ予選参加の可能性が高く、春季キャンプの参加の可否、開幕合流は不透明。育成選手として状態を確認しながら、支配下契約を検討していく。年俸は1500万円

ルイス・ゴンサレス投手(27)

年俸5000万円。与田監督がドミニカウインターリーグで発掘。150キロ超の速球が武器。ドミニカ共和国出身で左投げ右打ち。メジャー経験はないが、マイナーでは10年で32勝36敗、550回で570奪三振。メジャー移籍濃厚のロドリゲスに代わるセットアッパーとして期待。背番号57

モイセ・シエラ外野手(31)

育成契約。年俸は2500万円。今季はメキシコでプレー。ドミニカ共和国出身。右投げ右打ち。メジャーでは9本塁打を放った。13年WBCドミニカ共和国代表で金メダルを獲得。背番号211


ヤクルト

マット・クック投手(29=前ダイヤモンドバックス3A)

年俸55万ドル(約6050万円)プラス出来高払いの1年契約。背番号33。191センチの右腕。最速153キロの直球とカットボール、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げ制球力が持ち味。メジャー通算36試合で6勝8敗1セーブ、防御率4・88。

ガブリエル・イノーア投手(26=前オリオールズ)

年俸60万ドル(約6600万円)。背番号25。今季メジャーで36試合に登板した右腕。うち13試合が先発で1勝10敗、防御率5・61。制球力があり、シンカーやスライダーで内野ゴロに打ち取るタイプ。球団は先発の1人として考えている

嶋基宏捕手(34=前楽天)

プロ13年目を迎えた嶋は楽天から減額制限を超える年俸ダウン提示を受け、自由契約を申し入れて了承され、ヤクルトに移籍。2年契約で年俸総額5000万円。

嶋はヤクルトと正式契約しビニール傘とつば九郎のぬいぐるみを手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)
嶋はヤクルトと正式契約しビニール傘とつば九郎のぬいぐるみを手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

長谷川宙輝投手(21=前ソフトバンク育成)

ソフトバンクで育成3年目を終え、再契約を保留。「トライアウトの日にヤクルトから連絡をいただき、支配下でというお話をいただいた」。東京・聖徳学園から16年育成ドラフト2位でソフトバンク入り。今季はウエスタン・リーグで9試合に登板し1勝2敗、防御率6・04。年俸650万円で、背番号は90。

緑と青のヤクルトカラーのネクタイを着用して契約に臨んだ長谷川(撮影・保坂恭子)
緑と青のヤクルトカラーのネクタイを着用して契約に臨んだ長谷川(撮影・保坂恭子)

今野龍太投手(24=前楽天)

楽天から戦力外通告。年俸600万円、背番号69。

アルシデス・エスコバー内野手(32=ホワイトソックス傘下3A)

背番号2。1年契約で、年俸は8800万円。ベネズエラ出身で、メジャー通算1437試合に出場し、打率2割5分8厘。ロイヤルズ時代の14年には青木とともにプレー。15年にはア・リーグのゴールドグラブ賞を獲得。ワールドシリーズ制覇に貢献し、リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた。ポジションは遊撃手と三塁手。奥村政之編成部国際担当部長は「長打力もある。つなぎの4番も打てるし、中軸に入れる。ゴールドグラブ賞のプレーを見て、若手との相乗効果があれば」と期待。DeNAエスコバーの親戚という。

ロイヤルズ時代のアルシデス・エスコバー(2013年4月11日、ロイター)
ロイヤルズ時代のアルシデス・エスコバー(2013年4月11日、ロイター)