「侍フェラーリ」周東佑京内野手(23)が同点の本塁を踏んだ。1点を追う7回無死一塁、代走で登場。2死後、源田の打席で三盗を決めた。その後、源田がセーフティースクイズ。投前に転がり、捕球した投手ウィルキンズはそのまま本塁に突っ込む周東にタッチしようとするも、間に合わず。同点に追いついた。

勝利への流れを一気に加速させた神走塁を写真で振り返る。

◆日本-オーストラリア 詳細


<1点を追う7回無死一塁。吉田正に変わり代走で登場すると、3度のけん制をかいくぐり、カウント2-2からの5球目にスタートを切って二盗に成功>

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本無死一塁、二塁盗塁を決める周東(以上、撮影・前田充)
日本対オーストラリア 7回裏日本無死一塁、二塁盗塁を決める周東(以上、撮影・前田充)

<2死後、源田の打席の3球目にスタートを切って三盗を決める>

 
 
 日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、三盗を決める代走周東(右)(以上、撮影・たえ見朱実)
 日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、三盗を決める代走周東(右)(以上、撮影・たえ見朱実)

<別角度から>

 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、周東は三塁盗塁成功(以上、撮影・浅見桂子)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、周東は三塁盗塁成功(以上、撮影・浅見桂子)

<さらに別角度から>

 
 
 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、周東は三盗を決める。三塁手はジョージ(以上、撮影・滝沢徹郎)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死二塁、周東は三盗を決める。三塁手はジョージ(以上、撮影・滝沢徹郎)

<カウント2-1となり、4球目、128キロチェンジアップを源田がセーフティーバント。投前に転がり、捕球した投手ウィルキンズはそのまま本塁に突っ込む周東にタッチしようとするも、間に合わず>

日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田は三塁線にバントを決める(撮影・加藤哉)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田は三塁線にバントを決める(撮影・加藤哉)
 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、代走周東は源田のセーフティーバントでスタートを切る(以上、撮影・加藤諒)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、代走周東は源田のセーフティーバントでスタートを切る(以上、撮影・加藤諒)
 
 
 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本1死三塁、源田のセーフティーバントで生還する三走の周東(以上、撮影・前田充)
日本対オーストラリア 7回裏日本1死三塁、源田のセーフティーバントで生還する三走の周東(以上、撮影・前田充)

<別角度から>

 
 
 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで生還する三走周東(左)(以上、撮影・加藤諒)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで生還する三走周東(左)(以上、撮影・加藤諒)

<さらに別角度から>

 
 
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田の三塁線バントで生還する周東(以上、撮影・加藤哉)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田の三塁線バントで生還する周東(以上、撮影・加藤哉)

<歓喜の周東を監督、ナインが出迎える>

日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、代走周東は源田のバントで同点の生還を果たし、笑顔を見せる(撮影・加藤諒)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、代走周東は源田のバントで同点の生還を果たし、笑顔を見せる(撮影・加藤諒)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで同点の生還をした周東(手前)を笑顔で迎える稲葉監督(奥)(撮影・浅見桂子)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで同点の生還をした周東(手前)を笑顔で迎える稲葉監督(奥)(撮影・浅見桂子)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで同点の生還をした周東(右)を笑顔で迎える日本ナイン(撮影・浅見桂子)
日本対オーストラリア 7回裏日本2死三塁、源田のセーフティーバントで同点の生還をした周東(右)を笑顔で迎える日本ナイン(撮影・浅見桂子)

▽周東の話 (大歓声は)気持ちいい。(出場した7回の場面は)絶対に還って同点にしてやろうと。思い切って、割り切って行った。(三盗は)ずっと狙っていた。打者が源田さんだったので内野ゴロでも1点入ると思っていた。(セーフティは)正直ビックリ。でも信じてホームに突っ込もうと。(今後は)いつも通り自分の仕事をしたい

▽源田の話 (同点に追いつくセーフティーバント)あのタイミングしかなかった。普通に打ちにいくよりも、何か起こるかもしれないと思った。その前にボールになってくれて『やる』と決めたのは周東が三盗を決めてからです



<国際大会の「伝説」走塁>

◆06年WBC川崎(ソフトバンク) キューバとの決勝で、1点リードの9回、イチロー(マリナーズ)の右前打で二塁から一気に本塁へ突入。捕手のブロックに遭ったが、足から滑り込みながら一瞬体をひねり、右手で本塁にタッチ。「神の手」とも称された絶妙なスライディングで追加点をもたらした。

◆13年WBC鳥谷(阪神) 2次ラウンド台湾戦で、1点を追う9回、1死から四球で出塁。2死となってから、けん制球を1球挟まれた直後の初球に、単独スチールに成功。井端(中日)の中安打で同点のホームを踏み、延長での逆転勝利につなげた。