西武エルネスト・メヒア内野手(33)の残留が確実となった。22日、都内の病院で球団スタッフ、選手のメディカルチェックが行われ、渡辺GMが「メヒアに関してはもうすぐ発表できると思う。残留の方向? もちろん」と明言した。推定5億円となる年俸は大幅減額となる見込みだ。

来日6年で130発を放った右の大砲が、来季も山賊打線に名を連ねる。今季は6本塁打に終わったが、9月20日楽天戦で守護神松井からサヨナラ弾を放つなど、シーズン佳境で存在感を発揮。辻監督も「(控えでも)腐らずベンチでもチームを鼓舞したり、人として申し分ない。すごくチームの力になってくれている」とプレー以外の面も評価し残留を望んでいた。

これで来季も残留確実の助っ人は、1年目で12勝を挙げて勝ち頭となったニールとメヒアの2人だけ。前日21日に後藤オーナーが「有力な外国人投手の獲得も考えていきたい」と明かしたように新外国人獲得に本腰を入れる。渡辺GMも「今いろいろと交渉中。先発と中継ぎと野手。野手は(内外野)両方できるのがいいね」と動きを明かした。リーグ3連覇と悲願の日本一へ、着々と補強を進めていく。