来季2年契約の最終年を迎える日本ハム西川遥輝外野手(27)が27日、早ければ来オフにも、ポスティングシステムを利用した米大リーグ移籍に挑戦する意向を示した。 札幌市の球団事務所で契約更改交渉後、記者会見。

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早ければ来オフにもポスティングシステムによる米球界挑戦を希望した西川について、日本ハム吉村GMは「もちろん、無条件ではない。来年のチーム状況によります。向こうへ行くのが、本人のためになるのかどうかも含めて判断する」と説明した。

西川本人は「『(球団側からは)なるべく応援します』と言ってもらった」と前向きに受け止めたが、現時点で球団の方向性は決まっていない。「タイトルを取るくらいの選手なんだから、挑戦するというのなら、あり得る話」と吉村GM。過去には、長年レギュラーとして活躍し、高卒13年目のオフに海外FAで米球界入りした田中賢のケースなどがある。「誰でも彼でもいいというわけではなく、ある程度の成績を残して、これまで貢献しているというのは大きなファクターとなる」と、容認の可能性に含みを持たせた。