ロッテは24日、二木康太投手(24)の背番号を64から18に変更すると発表した。二木は「キャンプが終わったくらいに(10番台に)背番号を変えさせてくださいと言わせていただきました。やはり10番台というのは小さい頃から(の憧れ)ですし、プロに入ってからも憧れの番号だった。自分自身、ここ最近ずっといい成績を残せずにいたので、来年は背番号で野球をやるわけではないけど、心機一転というかガラリと変わる年にしたいと思っていた。一番は憧れが大きいと思う。(18に変更になり)びっくりです」と話した。

18は金銭トレードで楽天に移籍した涌井秀章投手(33)が今季背負ったエース番号だ。「やっぱり涌井さんがつけていたというイメージ。背番号は前に誰がつけていたかは気になるので、そういう意味では尊敬する先輩がつけていたので追いつけ追い越せの気持ちでいきたい」と意気込んだ。

涌井には既に変更することを伝えたと言い「言葉はそんなになかったが、『まじかー!』と笑ってました。投げ合いたい気持ちはすごくある。涌井さんと勝負するわけではないが、今までは同い年のピッチャーや年下のピッチャーと対戦する時は負けたくないと思っていたが、それ以上に意識すると思います」と闘志を燃やした。

二木は今季、自己最多タイの7勝(10敗)を挙げ、防御率4・41。チームトップの128回2/3に登板した。楽天から国内FA権を行使し加入した美馬や今季開幕投手の石川、チームトップタイの8勝を挙げた種市らライバルは多いが、開幕投手を狙う。「先発をやっているピッチャーは全員がそこ(開幕)に合わせてというか狙ってくると思う。そこを争う1人にはなりたいと思う」と力を込めた。