「マルオカ」が、新年の誓いだ。巨人丸佳浩外野手、岡本和真内野手が4日、OBで侍ジャパンの井端内野守備走塁コーチとホテルニューオータニで行われた「新春スペシャルディナートークショー」に参加した。

約1000人のファンを前に、今年の漢字を披露。丸が「これしかない。僕自身の名前、チーム一丸、みなさんと一丸となって、戦っていくという意味でいい字ではないかな」と「丸」を記せば、岡本は「日本一」。「優勝、日本一を取って、優勝旅行に行きたい」と言葉に力を込めた。

19年の悔しさを今季にぶつける。昨季、広島からFA移籍1年目の丸が打率2割9分2厘、27発、89打点と文句なしの成績を残せば、第89代目4番の岡本も31発、94打点。5年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献したが、日本シリーズではソフトバンクの前に0勝4敗。イベント中、2人は口をそろえて「最後がああいう結果で本当に悔しかった」と唇をかみしめた。

東京五輪も開かれるメモリアルイヤーに、リーグ連覇、日本一を目指す。同席した井端氏から「(東京五輪に2人は)欠かせないと思う。出て欲しいなと思います」と言われ、丸は「だからこそ、今日来ました」。岡本も「本当は、この時間でも練習しないといけない立場ですけど」と会場の笑いを誘った。20年は「日本一」で「丸」く笑顔で収める。【栗田尚樹】