「令和の怪物」のプロ野球人生が、いよいよスタートした。ロッテのドラフト1位右腕、大船渡・佐々木朗希投手(3年)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。地元の野球仲間たちから寄せ書きユニホームを受け取り、雪の大船渡から笑顔で上京した。国内高校生史上最速163キロをマークした大物ルーキーは、どこまで羽ばたくのか。注目の1年目が始まる。

佐々木朗は、埼玉・戸田の寮に住むヤクルトのドラフト1位奥川と直線距離約2キロの「ご近所さん」になった。ライバルからは入寮前にLINEで引っ越し情報を集めていた。「何を持っていけばいい?」と聞き「家具、衣類を持っていけば大丈夫だよ」と教わった。今後の会食などについては「誘って、断られなければいいなと思います」と笑った。すでに自主トレを開始している奥川は「投げ合ってみたいですし、もし、そうなれば勝ちたいです」と刺激にした。