日本ハム吉田輝星投手(18)が9日、故郷の秋田で5月に開催される公式戦に、金足農のチームメートを招待するプランを明かした。年末に帰省した際に同期と食事。「みんなけっこう秋田での試合のことを気にしていた。そこは自分も意識はある。(おのおの)散らばっていたりするけど、できれば呼びたい」と口にした。

食事会では、親しい球友だからこそ、厳しい言葉もかけられた。昨季1勝に終わった成績については「もうちょっといけたんじゃない」と“直球”でハッパをかけられた。自身も不満だっただけに「今年何も言わせないような活躍をして、そこは黙らせるしかないな、と」。奮い立つに、十分だった。

5月19日楽天戦は秋田・こまちスタジアムでの開催。2年前の夏に県予選決勝を戦った球場で、甲子園準優勝へ、大きな節目となった場所だ。「そこでいい投球をすれば恩返しというか…。自分の全てをぶつけて、(同期を)ギャフンと言わせたいですね」。もちろん、自身が1軍に帯同していることが絶対条件。この日も2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で汗を流した右腕は、凱旋(がいせん)登板に向けて、着々と準備を進めている。【山崎純一】