10日に都内で行われたNPB新人選手研修会で、特に緊張感が引き締まる場面があった。
「薬物乱用防止について」という演題で講演したのは、警視庁組織犯罪対策部・組織犯罪対策第五課の管理官。「少し生臭い話をしようかな」と切り出すと、かつてプロ野球関係者を取り調べした実話を披露した。「プロになって、チャンスの時に打席やマウンドに立って、ものすごい声援がある。失敗するとものすごいため息が聞こえる。それが怖い。プレッシャーに負けたくない。それで覚醒剤に手を出した、と話していたのが印象的です」と振り返っていた。
さらに衝撃的な話をしたのは、同課幹部。「プロ野球選手になると見知らぬ人たちが近づいてくる。いわゆる反社会的勢力と言われる人たちも含まれている」と説明すると、さらに「沢尻エリカ被告が保釈される前、彼女にこう言ったんです」と明かした。
「人は出会った人によって、大きな違いが起きる。いい人に出会えば、正しい方向に導いてくれる。悪い人に出会えば、そのまま…ということもある。これからは付き合う相手をよく選んでいくんだよ」。
具体的な話の連続に、ルーキーたちは背筋を伸ばして聞き入っていた。



