東都大学野球連盟は19日、東京ドームシティプリズムホールで連盟として初の試みとなるキャプテン会議と、新4年生(現役3年生)を対象としたキャリア支援勉強会を行い、選手、マネジャーを含め411人が参加した。

キャプテン会議では、あらためて、ルールやマナーアップについて説明。また、チームの現状と課題について意見交換された。質疑応答では亜大の矢野雅哉主将(3年=育英)が審判に対して提案。「ジャッジについて。自分たちも1球にかける思いは強い。試合後、ビデオで確認するなどの対応はしていただけるのでしょうか」と意見を述べた。連盟側は「今後、監督会でも話をしてみる」と回答した。

東都大学野球連盟事務局の瀬尾健太郎事務局長(27)は「今は、野球だけをやっていればいいという時代ではない。チームのリーダーとして今後どうしていきたいのか。それぞれの意見を聞くいい機会になりました」と話した。

午後から行われたキャリア支援勉強会は、厚生労働省国家資格キャリアコンサルタントの浜屋清美氏が、公務員、教員志望者のため講演。また、民間企業14社(きらぼし銀行、トラバース、阪急交通社、ケイアイスター不動産、トーテックアメニティ、リジョイスカンパニー、シンティトラスト、叙々苑、セノン、ライズネット、中井エンジニアリング、シード、茨城日産自動車、ミニミニ)が参加し企業説明を行い、選手たちは真剣にメモをとりながら話を聞いた。

一般企業就職を目指している中大の森田健矢主務(3年=佐賀西)は「今まで連盟では就職支援のイベントがなかったので、参加できてよかったです。講演では面接方法など具体的な話を聞けた。いい勉強になりました」と収穫を話した。

東都としての新たな試みで、オフの期間ながら選手たちとのコミュニケーションに、将来に向けた後押しで、連盟のさらなる発展を目指す。