プロ野球は2月1日、キャンプインを迎え、楽天は沖縄・久米島で新シーズンのスタートを切る。

30日に現地入りした選手たちは、この日は1、2軍に分かれて合同自主トレを行った。新主将の茂木栄五郎内野手(25)は「今日もいい緊張感があったけど、明日はもっとピリッとした空気になると思う。いよいよシーズンが始まる。リーグ優勝するためにこのキャンプはとても大事になると思うので、いい緊張感を持ってやりたい」と熱い決意を口にした。

練習後に行われた全体ミーティングでは石井一久GMが「昨年はみんなの頑張りでAクラス(3位)に入りましたが、Aクラスの翌年は必ず最下位になっている。最後にみんなで笑えるように頑張りましょう」とあいさつ。優勝した13年を初め、過去3回のAクラスの翌年はいずれも最下位となっただけに、あらためて奮起を促した。

2軍監督から昇格した三木肇新監督(42)は「このチームは仲がいいのが良さだが、仲良しじゃダメ。厳しさを持って、ここぞという時に底力を出せるようにならないと。全員でスクラムを組んでしっかりつながっていきましょう」とONE TEAMを求めた。【野上伸悟】