巨人原辰徳監督(61)が1日、宮崎キャンプ初日の練習で精力的に動き回った。

「非常に準備をしっかりしてきたなと。特に今日私が見ている限りの選手は、いいスタートを切ってくれているという印象を持ってます」と言った。

新外国人のヘラルド・パーラ外野手(32=ナショナルズ)がフリー打撃で4本の柵越えを放ち、エンジェル・サンチェス投手(30=韓国・SK)はブルペンで148キロをマークした。

2人について指揮官は「チームに溶け込むというか、本人も非常に日本の野球、ジャイアンツの一員としてしっかりと戦うという話もしましたし。そういう意味では技術はしっかりとしたものを持っていると思いますし、実戦の中で日本の選手たちのボール、バッターに慣れていってくれればいいなと思います。印象としては非常にいいです」と評価。

レギュラーが固定できていない一塁手は、外野が本職の陽岱鋼も守備練習に加わった。

「ファースト、セカンド、キャッチャーというのは、しっかり固定しなかったというところはあります。レギュラーは1番から、6番、7番ぐらいまではしっかりと固定したいという希望はあります。その辺のところを元木ヘッドと私は話してましたし、そういうことを多分陽岱鋼の前で話したんじゃないでしょうか。その中で、陽岱鋼から自分からノックを打ってくれという風に言われたということを報告受けています。チームのレギュラー、あるいは試合に出るという強い意志が伝わってきたと感じています。彼はもともと遊撃手でプレーをしていた人ですから、そんなに彼の中ではハードルは高くないと思っています」と期待した。