DeNAの高卒3年目左腕桜井周斗投手が“バウアー・カーブ”で、先発ローテ入りに名乗りを上げた。沖縄・宜野湾キャンプで打撃投手として登板。

中井、楠本に計41球を投げ、安打性3本に抑えた。「低めの直球が伸びていたし、カーブでもストライクが取れた。あとは実戦。心の準備はできています」と力強く話した。

最速144キロの直球と大きなカーブによる緩急が効いた。カーブは昨年12月、球団の2軍施設を訪れた米メジャー・レッズのバウアーから伝授された新球。「握りは教えてもらったまま投げてます。バウアーのはナックルカーブですけど」と説明した。

左投手6人によるローテーション構想を持つラミレス監督も「カーブはトラックマンでもいい数字が出ていた。(ローテ入りの)可能性はもちろんあるよ」と高評価。今永、浜口、石田、東、ドラフト2位坂本裕哉投手(22=立命大)らとともに、先発候補の一角に躍り出た。【鈴木正章】