メジャーのレジェンドが来た! DeNAの沖縄・宜野湾キャンプに4日、大リーグで通算11度のゴールドグラブ賞を獲得した名遊撃手、オマー・ビスケル氏(52)が「特別コーチ」として参加した。

練習前の円陣で「オハヨウ!」と日本語であいさつ。「僕もいろんなことを学びたい。何でも聞いて欲しい」と笑顔で呼びかけた。

同じベネズエラ出身のラミレス監督と並んで内野ノックを見守った後は、宮崎と大和のランチ特守にも顔を出してアドバイス。「ちょっとしたこと。十分やっていける能力はあるし、無理に変える必要はないよ」とにこやかに話した。

ビスケル氏の指導は13日まで。この日は助言だけで“実演”はなかったが「チャンスがあれば、自分でもデモンストレーションしたいね」と意欲的。将来、米野球殿堂入りが確実視されるレジェンドが、惜しみなく技術を伝えていく。【鈴木正章】

▽DeNA大和(ビスケル氏から助言)「捕球する位置が体に近すぎると言われた。手が前にあった方が、イレギュラーをカバーしやすいと。めったにない機会。聞けるだけ聞きたい」