阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)とジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)が15日に実戦初登場する。広島との練習試合(沖縄・宜野座)でボーアは4番一塁として先発出場予定。サンズは3番DHで同じくスタメンに名を連ねる方向だ。

メジャー通算92発のボーアは「とにかく楽しみ。早く試合に出たい。シーズンにまた1歩近づくという感じがする」。ここまでシート打撃など実戦形式の練習で5打数4安打2本塁打。NPB球団との初顔合わせで強烈なインパクトを残すか注目される。

昨年韓国球界打点王のサンズも「違うチームと対戦することは楽しみですし、しっかりボールを見て試合そのものを楽しみたいと思います」と待ち切れない様子。両選手とも2打席予定で、翌16日の楽天との練習試合(沖縄・宜野座)ではボーアがDHで、サンズが守備に就くとみられる。

両外国人選手のゲーム初出場に、矢野監督も期待に胸を膨らませている。「(他球団投手の)情報的なもの、相手の攻め方も勉強になる。早めに立つことで、そういうものも自分の中のデータ、資料になっていく。楽しみな姿を見せてくれているので早く見たい」。20年虎打線の中軸を期待される2人から目が離せない2試合になりそうだ。

▽阪神清水ヘッドコーチ(ボーア、サンズの実戦デビューに)「できるだけ早く日本のピッチャーに慣れさせたい意識がある。この時期から勧めて、本人たちも出たいと言ってくれる。絶対、いい方にいくと思っている」