北海道内の私立高校で1日、卒業式が行われ、中日6位の札幌創成・竹内龍臣投手(18)が、札幌市内の同校で行われた式に出席した。
新型コロナウイルス感染拡大で在校生、保護者の出席が取りやめとなり、卒業生と教員のみ参加で、卒業証書授与式もクラス単位で行うなど、規模を縮小した形での実施。式の後、報道陣の取材に対応した竹内は「これは仕方がない。事態が落ち着くことを祈るばかり」と話した。
両親の前で晴れ姿を披露できなかったが、父秀勝さん(48)は、2月下旬に1週間、沖縄での読谷2軍キャンプを訪れていた。「父がずっと見守ってくれていた。卒業式に入れなかったのは残念ですが、プロで活躍する姿を見せて、恩返ししたい」と前を向いた。
2月27日にキャンプを離れ28、29日は高校の仲間と練習。女房役だった大川賢吾捕手(3年)に「高校のときより腕が少し上から出ている」と指摘された。竹内は「キャンプで毎日のように投げている。高校ではなかった経験で、疲れて感覚がおかしくなったのかも。意識して修正したら腕がスムーズに出るようになった」。戦友との交流でリフレッシュし、崩れたフォームからも“卒業”し、出直しを図る。
ウイルス感染拡大でオープン戦、春季教育リーグが無観客で行われている状況だが、下を向いている暇はない。「チャンスがきたときに活躍できるよう力をつけていくことが、今の僕の仕事」。昨年11月に、それまでから5キロアップとなる152キロを記録した“北のドラゴン右腕”が、ひたむきに力を蓄え続ける。【永野高輔】



