広島の開幕投手、大瀬良大地投手は5回6安打4失点と課題を残した。3回2死三塁でソフトバンク中村晃にファウルで粘られ、16球目を中前に運ばれ、4回には2四球が絡んで3失点。

右腕は「高さもコースも厳しくいこうと欲張ってしまい、気持ちが先走ってフォームが崩れてしまった。もっと大胆に攻めるところは攻めていきたい」と反省した。

本来であれば20日の開幕戦へ向けたラスト登板だった。延期となったことで、これまで縫い目に指をかけていたフォークを縫い目にかけない握りに挑戦。「スッと落ちるものもあれば、浮いてしまう球もあった」。試合途中に以前の握りに戻した。「どっちも投げながら精度を上げていきたい」。思わぬ形で生じた時間を有効に活用していく。