阪神育成ドラフト1位の小野寺暖外野手(21=大商大)が1軍デビュー戦でプロ初安打を放った。

9番右翼でスタメン。5回表の第2打席で、オリックス先発田嶋の内角高め136キロ直球を引っ張り、左翼に二塁打。塁上でベンチに向かってガッツポーズも見せた。

第1打席でも相手三塁手の失策を誘う鋭い打球で出塁。支配下登録を目指すルーキーが、1軍の舞台でアピールに成功した。

▼阪神の育成1位新人・小野寺がオープン戦初出場で初安打を放ち、初盗塁、初得点も記録した。育成選手として阪神に入団した野手は今季の小野寺、奥山を含め10人いるが、ルーキーイヤーにオープン戦に出場したのは08年田中慎太朗内野手(立正大、07年育成1位)、10年田上健一外野手(創価大、09年同2位)に次ぎ3人目。田中は3試合2打数無安打で、ヒットを打ったのは田上以来2人目だが、田上の初安打は出場4試合目(3打席目)で、デビュー戦では小野寺が初めて。なお、田上も初安打の試合で盗塁、得点を記録しているが、安打は10試合(8打数)でこの1本だけだった。