阪神西勇輝投手(29)が16日、古巣の後輩オリックス山岡泰輔投手(24)と「日本財団子どもサポートプロジェクト」への寄付を発表した。

同プロジェクトは子どもの貧困対策や難病支援を行う。西勇は19年に続く2年連続で、自身が昨年12月に実施したチャリティートークイベントの収益金から経費を差し引いた金額の200万円を寄付。山岡は先輩右腕に賛同し、50万円を寄付する。

西勇は「自分も子どもがいるので、何かお手伝いしたい」と経緯を説明。「自分にできることは小さなことかもしれませんが、しっかり本業の野球で結果を残して取り組みを発信し、チャリティーイベントも継続ながら、長いスパンで寄付を続けたいです」と思いを明かした。後輩山岡の賛同にも「一緒に取り組めるということで、非常にうれしく思います」と感謝した。

開幕は延期となったが、矢野監督は西勇の開幕投手を公言している。オリックスの開幕投手にも内定していた山岡とは、交流戦で投げ合う可能性もある。「元いたチームで、去年は勝てなかった部分もある。後輩ですし、負けたくない気持ちもあります。そう思いながらかつ、楽しみながらやっていけたらいいなと」。山岡とのエース対決で、古巣から初白星をゲットできれば最高だ。【奥田隼人】