プロ注目の最速152キロ右腕、セガサミー森井絃斗投手(20=板野高)が、先発し、西田真二新監督(59)を公式戦初陣勝利に導いた。

8回1/3を投げ、6安打2失点6奪三振。

6四球を出すなど制球に苦しんだが、要所を押さえて試合を作った。「今日はどうにかして勝ちたいという気持ちがあった。調子が良くなかったが、悪いなりにも勝てたのでよかったです」と安堵(あんど)した。

昨オフからフォークボールを改良。握りや投げ方を一新し、球速や落差が増した。ゴロを打たせる場面と空振りを狙う場面で握りの深さを変え、変化量の強弱もつける。7回1死一塁の場面では「打たせるフォーク」でダブルプレーに打ち取った。「投球の幅も広がって気持ち的に楽になった」と手応えを口にした。【湯本勝大】