目指す6月中の開幕を逆算し、広島が調整のギアを一つ上げた。4月19日から続いていた完全4班制の1勤1休から、投手と野手をそれぞれ午前と午後に分ける2班制に戻した。

自由だった服装もユニホーム着用となり、佐々岡監督はA班野手の練習前に「少しずつ先が見えてきた中でしっかりと集中して、1日1日大事にやっていこう」と呼びかけた。午後組のB班野手の練習もスタンドから視察。「(今後は)実戦を多めに。守備もサインプレーがある」とプランを練った。

同じ時間帯の投手と野手も、練習場所は野手がグラウンド、投手は屋内練習場を使用するなど接触を最小限にとどめた。19日まで同様に練習を行い、20日の休日明けからはチーム全体での練習再開を見込む。次のクールからシート打撃を行い、月末には紅白戦を予定している。