中日梅津晃大投手が開幕ローテーション入りを猛アピールした。紅白戦に先発して最速150キロをマーク。主砲ビシエドから空振り三振を奪うなど、2回完全投球を披露した。「結果を出せてすごく良かった」と振り返った。

直球が武器と自負するがこの日は変化球を主体に組み立てた。「打者が(直球を)狙っている判断を、表情やファウルの仕方で観察しながら投げられた」。2年目は相手も研究してくるはず。エース候補生としてクレバーさものぞかせた。

「去年の後半戦より調子がいい」。今年はキャンプ終盤に右肘の違和感を訴えて出遅れたが、活動自粛期間も有効に使い、6月の開幕にしっかり調整を進めてきた。「(開幕ローテは)まだ当落線上だと思う。練習試合もテストだと思っている」。表情を引き締め、さらなるステップアップを目指す。