楽天のエース則本昂大投手(29)が、より力を効率的に使うための新フォームを披露した。ロッテ戦に先発し、ルーキー佐藤に1発は打たれたものの、3回3安打1失点とまずまず。「自分のやりたいことをやって試合をつくれたらいいなと思っていた。とりあえず打者に投げられたので良かった」と話した。

新フォームのポイントは<1>ワインドアップをやめる<2>前に投げに行く時に沈み込みすぎない<3>体の軸がぶれないように心がける。則本昂は「しっかりとケツで力をためてケツで回転できるように。今まで力任せな部分があったので、体の構造的に、こう動かせば必然と力がでるというのをやっていて、そのためにワインドアップをやめようとなった」と説明した。

エースに全幅の信頼を置く三木監督は試合後「開幕投手を決めました。則本でいこうと思います」と発表。本人も「(3月に続き)改めて『開幕頼むぞ!』と言っていただきました。自分のやれることをやるだけです。そしてチームが勝てるように頑張ります」と意欲を示した。【千葉修宏】