オリックス先発の山本由伸投手(21)が、広島の4番鈴木誠斬りで順調な調整をアピールした。まずは2回先頭で対戦し、3球で見逃し三振に仕留めた。4回は147キロのカットボールでバットを折って遊ゴロ。侍ジャパンで一緒に戦った日本の主砲を完璧に封じ込んだ。

「しっかり強いボールが投げられていた。(自分の課題を)1つずつクリアしていきたい。新しい課題も出たりするので、開幕までにしっかり(調整を)やっていけたらと思います」

この日は調整の兼ね合いもあり、2日ソフトバンク戦以来の中4日で登板。6回途中4安打3失点、81球でマウンドを降りた。「体の張りとかは全くない。長く投げるのが久しぶりだった。5回の整備あとのマウンドでもきっちりと投げられました」。クイックに課題を残したが、次回14日の阪神戦(京セラドーム大阪)で総仕上げにかかる。

公式戦は開幕3戦目となる6月21日楽天戦(京セラドーム大阪)での先発登板が濃厚だ。チームは開幕カードに山岡、田嶋、山本の先発3本柱を投入予定。チームは開幕カードで9年連続勝ち越せておらず、今季の開幕ダッシュにかける思いは強い。

「しっかり投げられるようにチェックしていきたい。細かい技術面を調整して、いい形で開幕に入っていきたい」。昨季最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は気合十分。2年目西村丸の波乗りを導く意気込みだ。【真柴健】